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当院の二重術の方法
二重術には4つの方法があります。
1.埋没法 2.ミニ切開法 3.全切開法 4.ブローリフト
埋没法
二重のデザインをしたあとに眼輪筋と瞼板腺もしくは眼瞼挙筋を縫合、固定する方法です。
埋没法はよく「取れてしまう」とか「糸が切れた」という表現がされていますが、これは間違った表現です。糸は切れていることはなくしっかり縫合されています。眼輪筋と瞼板腺もしくは眼瞼挙筋との固定がはずれているだけです。
では、どれくらいの人が戻ってしまうのでしょうか?
過去の統計では2年以内に完全に元に戻ってしまうのは*約5%ですが、二重のラインが浅くなったり、幅が狭くなったりといったことも加えるとほぼ100%に近い数字です。希望のラインが維持できないという意味ではお試し感覚のものです。
独自の縫合をしているからほぼ戻らないなどと説明しているクリニックを散見しますが、原因を無視していくら縫合の工夫をしても必ず戻る人がでます。また、二重の幅が狭くなったり,ラインが浅くなったりします。明らかに正しい説明ではありません。
希望の幅・元々のまぶたの状態・年齢などすべて違います。同様な方法でいいわけがないことは常識的にも明らかです。だからといって埋没法を否定しているわけではありません。埋没法のメリット、デメリットを十分理解されてから手術を受けられるのであれば問題はありません。
埋没法は二重のお試し感覚のものですから高額な料金を請求すべきではないと思います。 当院では、埋没法でいいという方には、3万円という低料金で行っています。
*日本美容外科学会会誌 第36巻第3号(1999年7月)
「当院における重瞼術について−高橋金男」
美容外科学会会長賞受賞
ミニ切開法(部分切開法)
生まれつきの二重の人と同じような瞼の構造にして二重が消えないようにする手術です。
よく腫れない切開法というのがありますが、その方法ではいずれ二重のラインは消失してしまいます。クリニックによっては、眼窩脂肪のみ小切開部からとり、その後、埋没法を行っているところもあります。当院が行っているミニ切開法は、眼窩脂肪のみでなく瞼板前脂肪・眼輪筋も取ります。
何故なら元来、二重の人は、瞼板前脂肪・眼輪筋が薄いので自然に二重のラインができますが、そのような構造にしないとラインが浅くなったり、幅が狭くなるからです。さらに、挙筋腱膜を縫縮することで眼裂を広げます。美容外科学会会長賞を頂いた方法です。
他院で行っているミニ切開法あるいは部分切開との違いを理解されたでしょうか。元々二重の人と同じようなまぶたの構造にわずか1センチの傷から行うものです。したがって、他院のミニ切開法とは術後の経過もかなり違います。大きな腫れは1週間から2週間あります。完成までの3ヶ月間は幅が広く感じられたり、不自然に見えたりすることもあります。それは、処置すべき部位をしっかり処置しているからです。もっとも、他院のような腫れが少ない方法を希望される場合は、いずれ二重の幅が狭くなったり、ラインが浅くなったりすることをご理解のうえ簡単なミニ切開法で行います。
全切開法
全切開法も二重を作るところまではまったくミニ切開と同じことをします。ただ人によってはより幅を広くしたいあるいは、まぶたの腫れぼったさもすっきりしたい場合もあります。その場合は、さらに中間結合織という腫れぼったさに関係する脂肪組織をとります。また、挙筋の処置をして眼瞼下垂を改善したりする時もミニ切開の傷からは、十分な視野がとれませんので全切開で行います。たるみがある人に二重を作る場合も全切開です。
全切開法は、二重を作るのみでなく瞼の状態を変える(腫れぼったさを解消する・たるみを取るなど)手術といえます。
ブローリフト(これも二重手術の方法です)
二重術の方法としては欧米では、第一選択がブローリフトです。日本で二重術の選択肢としてあまり行なわれていないのが不思議です。
広い二重を希望される場合、全切開法では腫れぼったさが、かえって強調されたり眼と眉との間隔が狭くなって不自然になります。幅の広い二重を作るときブローリフトを行い、眉毛を挙上することにより幅の広い自然な二重になります。また眼瞼挙筋のみでなく前頭筋を使って開眼されている方は前額部に深いシワができ、眼が疲れやすいものです。こうした場合もブローリフトの適応となります。要するに、内視鏡的に前頭筋・眼輪筋を引き上げ、さらに眉間・鼻根の眉毛を下げる筋肉の働きを弱めることではっきりした広い二重にする方法です。眉毛下切開でタルミをとる方法もありますが、傷ができたり、皮膚切除のみでは再び眉毛の下垂が起こってきます。
昔は二重だったのに加齢と共に二重の幅が狭くなってきたなどの方もブローリフトが最適の方法です。多くのクリニックではまぶたのたるみを切除する、全切開法で対処していますので、不自然になりがちです。
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